2011年09月08日

脳がよみがえる 脳卒中・リハビリ革命

NHKスペシャル リポート

驚異の再生力を引き出すリハビリ

日本で279万人の 脳卒中患者がいる。

脳の血管が詰まるなどして脳の組織が破壊される病で
多くの場合 体に麻痺が残る。

そこで大切なのがリハビリですが、
6か月を超えると麻痺は一生残るといわれている。

要介護の原因の約3割が脳卒中患者

重度の脳卒中の患者が驚異の回復をしている病院

鹿児島大学病院 霧島リハビリテーションセンター 
川平和美 教授

脳は、手を動かすとき神経を通じて電気信号を発します。
脳卒中になるとその回路が壊れます。
すると脳は、脇道を作り電気信号を送ろうと一時的に別の回路をどんどん開きます。
この時期にリハビリがうまくいけば、この中からあらたな回路がつながり麻痺はよくなります。
しかし、新たな回路ができず6か月が経つと脇道の回路は衰え、弱い信号しかでなくなる。
そうすると、リハビリをしても回路が繋がらず 麻痺が改善しなくなる。

どうすれば回路が繋がるのか 
一般的なリハビリは、患者に自らに動きをさせる。

川平流
患者のリハビリの動きに合わせ、使う筋肉を指でこすり刺激を与える。
(手首を回すリハビリで、手首を回しながら、肘の上と下の筋肉を指でこすり刺激を与えている)
これを何十回も繰り返す。

リハビリ後、2年間回らなかった手首が周りだした。

促通効果といわれる原理
手を動かすリハビリの時、てを動かす筋肉を刺激することにより
脳から手に繋がる神経が刺激され、弱い信号にも反応するようになる。
脳は、この回路なら手を動かせると理解し、集中して信号を送るようになる。

このリハビリ前の脳は、どこに信号をおくればいいかわからず、脳全体に信号を送っていた。
リハビリ後は、手を動かす部分にだけ集中して信号を送るようになる。

このリハビリを繰り返すことにより、神経回路が確立され楽に動かせるようになる。

川平教授のリハビリの研修に全国から多く参加
筋肉を刺激する場所やタイミングがずれると効果はあがらない。
このノウハウは長い時間かけて蓄積されたもの。

川平教授
20年前 アメリカ国立衛生研究所
脳科学を研究 促通効果に注目
重い麻痺患者のリハビリに使えないかと研究を開始
そこから試行錯誤の末に今のリハビリが確立された。

更にリハビリで効果を上げるには
ほめる
ほめるというそれだけのことが、脳の重要なシステムを刺激した。

カリフォルニア工科大学

脳の報酬系という部分

ある運動の結果 誉められると、報酬系が活性化
その運動を掌る部分へドーパミンという 神経の成長を促す物質を送り込む。
するとその部分の神経が発達
結果的に誉められた運動が上達する。

効果的な誉め方
@改善点を具体的にあげてほめる。
A何か出来たらその場ですかさず誉める。


リハビリと睡眠

リハビリ直後に睡眠を摂ると効果が高かまる。

原因:睡眠時に睡眠紡すい波が出る。
これは、子供や若者に多い脳波で記憶を高める作用がある。
脳卒中の患者は、お年寄りでもこの脳波がよく出ることがわかった。


リハビリのまとめ

◎促通効果を活用したリハビリ
◎誉める
◎リハビリ後は睡眠



脳が信号を出せなくなっている脳卒中患者
長い期間動かせないでいると脳が信号の出し方を忘れてしまう。

慶応義塾大学病院

BMI治療
脳に信号の出し方を思いださせる。

頭に脳波を読み取る電極を付ける。
患者は、頭の中で曲がった指を伸ばすイメージをする。
この時出た脳波を分析
健康な人が指を伸ばした時の脳波を比べる

健康な人と同じと判定されると機械が動き指が伸ばされる。
脳が正しい信号を出した時だけ機械が動き、脳に信号の出し方を思い出させる。

そのリハビリにより、患者は正しいの信号を弱いながらも出せるようになる。

次に、脳からの信号を増幅する装置を腕につけた状態で生活をする。

最初は、増幅信号を強くしないと指は動かせないが、
リハビリ生活で徐々に増幅信号を弱くしていき、
最終的に、自力で信号を出せるようになる。

ここまでくれば、促通効果のリハビリもできる。






posted by 健康ライフ at 12:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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