2012年02月15日

卵子の老化 不妊症

卵子の老化 クローズアップ現代

何歳まで子供が産めると思いますか?

努力しれば若さは保てると考えられるようになりました。
しかし、止められないものがあります。
卵子の老化です。
不妊の原因になるとされています。

ところが、その現実を不妊治療で初めて知る人が後を絶ちません。

35歳女性
「35年間 誰からも周りからも教えてくれることなく、
避妊についてだけしか学んでなかった。」

卵子の老化を知らず40歳まで仕事に打ち込んできた女性。
20回以上対外受精を続けています。

仕事に追われる内に、妊娠しやすい時期を逃してしまった女性が増えているのです。

44歳女性
「若い時の卵子を返してというか戻りたいなって。」

見過ごされてきた卵子の老化がもたらす不妊の実態に迫ります。

多様な生き方を選べる時代ですが、
仕事もし結婚もし、いずれ子供も欲しいと願う人々が少なくありません。
ところが、今や不妊の検査や治療を受けたことのある夫婦は6組に1組に昇っています。

子供が欲しいけれどできない。
原因は、男性側、女性側さまざまです。
医療の進歩で次第に克服されつつありますが、
医療で克服することが出来ないのが、
卵子の老化によって妊娠が難しくなる体の摂理です。

女性の体には生まれた時から卵子があります。
pregnancy2.jpg
思春期になって精子が毎日作られる男性とは異なります。

このため女性が歳を重ねると、卵子も同じように歳を取っていき
決して若返ることはありません。


そして30歳ころから徐々に妊娠がしずらくなり、
45歳で自然に妊娠することがかなり難しくなる医療関係者は指摘しています。

つまり、女性の自然に妊娠できる力は、
卵子の老化が大きな要因となって、いつのまにか低下していくと考えられているのです。

いくつまで自然に妊娠できると思いますか?
という質問を250人の独身女性に行った調査では、
3人に1人が45歳になってもできると思うと答えている。

多くの女性達が年齢と共に卵子の老化によって妊娠しずらくなることを知らず
出産を考え始めた時に、初めてこの事実を突きつけられ苦しむケースが増えています。

名古屋市
最先端の技術を誇る不妊治療専門のクリニック

ここでは年間500人以上の女性が体外受精により妊娠せいています。
このクリニックには全国から患者が訪れます。
初診の患者の平均年齢は年々上がり、現在36歳。

この日も多くの人達が説明会に参加していました。
今増えているのが夫婦のどちらにも疾患がないのに妊娠できないというケースです。

クリニックでは主な原因は卵子の老化だといいます。
クリニック医師
「どうしてそんなひどいこと言うんだと思うかもしれませんが、
卵子の若返るは不可能です。
どんなに見た目が若くても 卵子は若返りません。」

卵子の老化は女性にとって避けられない現象です。
卵子は産まれた時から体の中にあります。
毎日作られる精子と異なり、新しく作られることはありません。
歳を重ねるほど、卵子も歳を取り減り続けるのです。



卵子が老化すると、体外受精をしても育たないケースが増えてきます。
35歳の人の受精卵
4つは細胞分裂を繰り返し成長ていますが、二つは途中で止まってしまいました

学会によると 不妊治療で子供が生まれた割合は
35歳で 16.8%
40歳で 8.1%

こうした卵子の老化は学校などできちんと教えられてこなかったのが実情です。
不妊治療に訪れて初めて知る人が後を絶ちません。

36歳女性
「卵自体も年をとるというのが衝撃的というかびっくりしました。」

浅田レディースクリニック
浅田義正 院長
「努力で乗り越えられないそういう壁があるんですね。
不妊治療で言うと年齢の壁というのが非常に大きいので、
同じ人が、5年前10年前だったら何の苦労もせずに
妊娠してたんだろうなということは感じますよね
。」

卵子の老化を知らなかった為に、今苦しんでいる女性が多くいます。
不妊治療を初めて4年目になる44歳の女性です。
これまで、体外受精を20回以上行ってきましたが、出産には至っていません。
かかった費用は700万円以上に昇ります。
医師からは、夫婦共に異常はなく、原因は卵子の老化しか考えられないと言われました。

「今まで婦人科系で具合が悪くなることもなかったので
結婚すれば子供ができると思っていたので、
ショックを通り越して奈落の底に突き落とされた感じ。」

なぜ、妊娠しやすい時期を逃してしまうのか?
この女性は関東地方で教師をしています。
仕事を覚えるのに必死だった20代。
夫と出会ったのは36歳の時。
責任ある仕事を任され休日出勤も頻繁にありました。
一方、夫も転職を考えていた時期
結婚をしたのは40歳。
年を重ねても子供は出来ると思い、仕事優先の生活を送ってきてしまったのです。

「もっと早く(卵子の老化を)知っていたら
主人も私も もっと早く結婚したかもしれないし
とにかく子供をつくらなきゃという気持ちになっていたんだろうなと」

女性は妊娠にいいと言われるものは何でも試しています。
月に5回 女性は不妊治療に通い続けています。
周囲には打ち明けられず、夫婦二人で治療に向き合っています。


「結婚する前はには予想してなかった。
まさかこんなに苦しくて、うまくいかなかった時は当然妻が落ち込んだりするので
そういった姿を見ると凄く心が痛みます。」


「仕事をしながらというのもつらいけど
どんなに頑張っても結果が出ないのが一番つらいです。
若い時の卵子に戻りたいなって思います」

卵子の老化は独身の女性にとっても切実な問題です。
関東地方に住む33歳の女性
卵子が老化することをインターネットで偶然知りました。
「手が震える感じ“え〜”みたいな。
考え出したら眠れなくなりました。」
女性が社会に出た時は、就職氷河期。
派遣などの非正規社員としてずっと働いてきました。
30歳を過ぎると派遣先は徐々に少なくなりました。
資格を取ろうと仕事以外の時間を勉強に費やすしています。
結婚相手を見つける余裕もない。
女性は去年ある決断をしました。

卵子の凍結です。
都内にあるこのクリニックでは液体窒素で凍らせたこの女性の卵子が保管されています。
いつか産める時が来るまで卵子の老化を止めたのです。
この技術は本来、ガン患者が放射線治療の影響から卵子を守るために使われるためのものです。
しかし、独身女性からの強い要望を受け
卵子の凍結を受け入れるところも出てきているのが実情です。
この技術はまだ確立できていないという指摘もあります。
確実に子供が産まれるとは限りません。
それでもこの女性は、将来の仕事と出産の可能性を残すには、
この方法しかなかったと言います。
凍結された自分の卵子の写真を大切に持っています。

「産める時期と仕事の時期が重なってリミットが迫っているので」

産婦人科医
名古屋市立大学教授 杉浦真弓さん
「40代の患者さん達がもの凄く増加しています。」

20代の不妊症は6%
40〜44歳   65%
pregnancy7.jpg
「卵子は胎児の時が最も数が多くて
50歳でゼロになるまでどんどん減少していくんですね。
減少するだけではなくて、
染色体という遺伝の元になっている所の過不足が年齢と共に増加してして行きます。
それによって妊娠能力がなくなっていくことになります。
染色体の異常によって、流産、着床障害、受精の障害も起こってきます。」

なぜ、卵子の老化を知らない女性が多いのでしょうか?

「日本では生殖に関する教育をまったくしてこなかった。
教科書にもなかなか不妊症という言葉が出てこない。
一般の人達はメディアを通じて不妊の知識などを得ているんですけど
芸能人の方々が例えば45歳で出産するとニュースが流れると
自分も45歳で出産できるというふうに誤解をされる方が多いと思います。

体外受精は本来とてもハードルの高いものなんですけど、
一般の方々で体外受精さえすれば妊娠が可能だと勘違いされている方が多いと思います。」
posted by 健康ライフ at 15:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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